高知県では、森林経営管理制度にもとづき、「意欲と能力のある林業経営体」の登録が行われています。
この登録を受けると、市町村から森林整備を委託される可能性が高まり、安定した受注につながります。
一方で、決算内容によっては追加書類の提出が求められる場合があります。特に注意が必要なのが、債務超過や経理状況が良好でないと判断されるケースです。
債務超過とはどのような状態か
債務超過とは、貸借対照表で純資産がマイナスになっている状態をいいます。林業では、
- 高性能林業機械の導入
- 更新投資の集中
- 借入による設備拡張
などが重なると、一時的に財務が厳しくなることがあります。高知県のように素材生産が中心の地域では、設備投資の影響を受けやすい傾向があります。
行政が確認しているのは「回復できるかどうか」
公募要領では、経理状況が良好でない場合に「経営判断等」の提出が求められています。ここで見られているのは、
- 今の財務状況
- 借入の返済が可能かどうか
- 5年以内に健全な状態へ戻せるか
といった点です。
単に売上を増やす計画を書くのではなく、「なぜ改善できるのか」を数字で示す必要があります。
高知県の林業会社でよく見られる課題
高知県で林業を営む会社では、次のような点が課題になることがあります。
- 減価償却費が大きく利益が出にくい
- 借入金の返済負担が重い
- 人材確保のための固定費が増えている
- 原木価格の変動に左右されやすい
決算書だけを見ると厳しく見える場合でも、構造を整理すると改善の道筋が見えることがあります。
逆に、黒字であっても資金繰りに余裕がない場合は注意が必要です。
経営判断等で整理する内容
経営判断等では、主に次の点をまとめます。
- 財務の安全性
- 収益の見通し
- 資金繰りの安定性
- 設備投資の妥当性
- 改善計画の実現可能性
林業は一般的な業種とは収益構造が異なるため、その特徴を踏まえた説明が重要になります。
まずは現状の確認から
「債務超過に当たるのか分からない」 「この決算内容で登録できるか不安」
その場合は、貸借対照表の純資産を確認することが第一歩です。
制度は書類で判断されます。事前に整理できているかどうかで結果が変わります。
当社では森林経営管理制度に関するご相談を受け付けています。高知県で登録を目指す方に、状況確認から対応いたします。
ぜひ一度ご相談ください。
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